【解説】人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 患者の栄養管理

2月 9, 2019

こんにちは!





ちわもちと申します!





COPD患者の栄養管理に関する問題です。
早速、問題を解いていきます。





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問題


75歳、男性、身長165cm、体重45kg(標準体重60㎏)のCOPD(慢性閉塞性肺疾患)患者の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)エネルギーの摂取量は、2400kcalとする
(2)たんぱく質の摂取量は、40gとする
(3)経腸栄養剤は、分枝アミノ酸含量が多いものを選択する
(4)炭水化物の摂取エネルギー比率は、70%とする
(5)脂肪の摂取エネルギー比率は、15%とする





解答

(1)・・・×
(2)・・・×
(3)・・・○
(4)・・・×
(5)・・・×





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解説


(1)エネルギーの摂取量は、2400kcalとする





COPD患者は、エネルギー消費量が亢進するため
十分なエネルギー確保は必要だが
問題文の患者の身長、体重を考えても2400kcalは多い。





ということで(1)は間違い。






(2)たんぱく質の摂取量は、40gとする





COPD患者には、十分なたんぱく質摂取が必要です。





標準体重が60㎏の患者さんに、40gは少なすぎます。





ということで(2)は間違い。






(3)経腸栄養剤は、分枝アミノ酸含量が多いものを選択する





COPD患者は、健常人よりも呼吸筋を動かしており
分枝アミノ酸(BCAA)を多く消費しています。





なので、フィッシャー比が低下しないよう
分枝アミノ酸を補う必要があります。





ということで(3)は正しい。






(4)炭水化物の摂取エネルギー比率は、70%とする





健常人の、炭水化物エネルギー比率は50~65%が推奨されているので
70%は多いです。





しかも、COPD患者には呼吸商を低くすることが望ましいので
炭水化物の過剰摂取は避けるべきです。





ということで(4)は間違い。






(5)脂肪の摂取エネルギー比率は、15%とする





健常人の、脂肪エネルギー比率は20~25%が推奨されており
15%は低すぎます。





しかも、COPD患者は呼吸商を低くするため
脂質からエネルギーを確保することが多いです。





ということで(5)は間違い。





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おわりに


↓別のCOPDの問題なので参考にどうぞ。





患者さんの具体的な治療の問題でした。
今後、今回のような問題は増えていくと思うので
慣れておいた方が良いと思います。





それでは~