【解説】人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 呼吸器疾患の病態

2月 9, 2019

こんにちは!





ちわもちと申します!





呼吸器疾患の病態に関する問題です。
早速、問題を解いていきます。





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問題


呼吸器疾患の病態に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。

(1)未熟児の呼吸窮迫(促拍)症候群では、肺サーファクタントの欠乏が見られる
(2)重度の慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、低炭酸ガス血症がみられる
(3)過換気症候群の発作時には、動脈血炭酸ガス分圧が上昇している
(4)肺気腫では、最初の1秒間で呼出できる気量が増加している
(5)一酸化炭素中毒では、ヘモグロビンの酸素運搬能力が低下している





COPDだけではなく、呼吸器疾患全般の問題です。





解答

(1)・・・○
(2)・・・×
(3)・・・×
(4)・・・×
(5)・・・○





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解説


(1)未熟児の呼吸窮迫(促拍)症候群では、肺サーファクタントの欠乏が見られる





肺サーファクタントとは
肺胞に常に働いている、表面張力のことです。





簡単に言うと
肺サーファクタントが無いと、肺は膨らむことができません





未熟児では、肺が未熟なため
肺サーファクタントの欠乏が起こることがあります。





肺サーファクタントの欠乏が起こると
肺胞がしぼんで空気が入らなくなり、ガス交換が障害されます。





ということで(1)は正しい。






(2)重度の慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、低炭酸ガス血症がみられる





重度のCOPDでは
空気を吐き出せないため、二酸化炭素が吐き出せなくなります。





二酸化炭素が体内に貯まり、高炭酸ガス血症が起こります。





ということで(2)は間違い。






(3)過換気症候群の発作時には、動脈血炭酸ガス分圧が上昇している





過換気症候群では
COPDとは逆に、呼吸が促進します。





吐き出す量が増える。
つまり、二酸化炭素をどんどん吐き出すわけですから
血液中の炭酸ガス分圧は低下します。





ということで(3)は間違い。






(4)肺気腫では、最初の1秒間で呼出できる気量が増加している





肺気腫は、閉塞性歓喜障害の1つで
1秒率は低下します。





呼吸器疾患で、1秒率が増加するのは無いと思っていて大丈夫です。





ということで(4)は間違い。






(5)一酸化炭素中毒では、ヘモグロビンの酸素運搬能力が低下している





一酸化炭素のヘモグロビンとの親和性は
酸素の約250倍です。





なので、一酸化炭素の方がヘモグロビンとくっつきやすく
酸素とヘモグロビンがくっつくのを邪魔するため
ヘモグロビンの酸素運搬能力は低下します。





ということで(5)は正しい。





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おわりに


呼吸器疾患には、呼吸がしづらくなるものと
呼吸をしすぎてしまうものがあります。
整理して覚えておくと良いです。





↓COPDに関する記事はこちら。





それでは~