【解説】人体の構造と機能及び疾病の成り立ち うっ血性心不全

2月 10, 2019

こんにちは!





ちわもちと申します!





うっ血性心不全に関する問題です。
早速、問題を解いていきます。





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問題


うっ血性心不全に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。

(1)右心不全では、肺水腫が起こる
(2)血漿BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)濃度は上昇する
(3)交感神経は抑制される
(4)血中アルドステロン濃度は低下する
(5)悪液質を伴う患者の予後は不良である





解答

(1)・・・×
(2)・・・○
(3)・・・×
(4)・・・×
(5)・・・○





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解説


(1)右心不全では、肺水腫が起こる





右心不全ということは
文字通り心臓の右側である右心が動かなくなることを言います。





右心は、全身を回ってきた血液が
大静脈を通って心臓に入る入り口となる部分です。





右心が動かないということは
全身を回ってきた血液が心臓に入れないということ。
心臓に入れない血液は、身体に留まるしかなくなり

結果的に
全身の浮腫
肝臓の肥大
腹水
頸静脈の怒張(頸静脈が浮き出る)
といったような、全身に症状が現れます。





逆に、左心不全の場合は左心が動かなくなります。

左心は、肺からの血液が心臓に入る部分なので
左心が動いていない場合、血液が肺に貯まっていきます。

その結果、左心不全によって
肺水腫呼吸困難など、肺に関わる症状が見られます。





ということで(1)は間違い。






(2)血漿BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)濃度は上昇する





血漿BPNは、心筋から分泌されるペプチドです。





血漿BPN濃度は、心不全の重篤度の指標で
心不全が進むにつれ上昇します。





ということで(2)は正しい。





ちなみに
血漿BPNに関しては
心不全で濃度が上がるということを覚えておけば大丈夫です。






(3)交感神経は抑制される





心不全では、心拍出量が低下するので血圧が下がります。





血圧が下がると、血圧を上げようと交感神経は興奮します。





ということで(3)は間違い。






(4)血中アルドステロン濃度は低下する





(3)でも書きましたが、心不全では血圧を上げようとするわけです。





↑の記事でも書きましたが
アルドステロンは、血圧を上げる効果があるので
濃度は上昇します。





ということで(4)は間違い。






(5)悪液質を伴う患者の予後は不良である





悪液質は、がんなどによって起こります。
心不全によっても起こるようです。

悪と書いてあるので、予後は悪い(不良)と覚えましょ。





悪液質について詳しくはこちら。





ということで(5)は正しい。





ちなみに
悪液質の説明をだいぶ割愛してしまいましたが
悪液質になると、予後は不良
さえ覚えておけば試験は大丈夫です。





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おわりに


心不全に関しては

  • 右心不全と左心不全の違い
  • 血漿BPNの上昇
  • 悪液質の予後は不良

を覚えておけば問題ないです。

特に右心不全と左心不全の違いはよく問われるのでしっかりと。





それでは~