【解説】人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 細胞の変化

2月 10, 2019

こんにちは!





ちわもちと申します!





細胞の変化に関する問題です。
早速、問題を解いていきます。





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問題


細胞・組織にみられる変化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)急性細菌感染の浸潤細胞は、主にリンパ球である
(2)急性炎症では、血管の透過性は低下する
(3)アミロイド変性は、脂肪変性の1つである
(4)アポトーシスは、プログラムされた細胞死である
(5)過形成は、組織を構成する細胞の容積が増大する





細胞が、細菌や炎症によってどう変化するかの問題です。
怪我したときの自分の身体の変化を思い起こしてみると
イメージやすいかもです。





解答

(1)・・・×
(2)・・・×
(3)・・・×
(4)・・・○
(5)・・・×





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解説


(1)急性細菌感染の浸潤細胞は、主にリンパ球である





そもそも浸潤とは、水が染み込んで伝わっていくというような意味を持ちます。





この文章の浸潤細胞というのは
細菌を倒すために
他の組織に染み込んでいく細胞というイメージで良いと思います。





要するに
急性細菌感染の時に、細菌を倒すために働くのはリンパ球なのか?
と解釈できます。





結論を言うと
リンパ球ではなく、主に好中球です。





↓リンパ球についてはこちらをどうぞ。

リンパ球とは





細菌に感染した場合、主に好中球が、体内に侵入した細菌を貪食します。
他にも、マクロファージも貪食してくれますが
主に好中球です。





ということで(1)は間違い。






(2)急性炎症では、血管の透過性は低下する





血液の透過性というと、あまりイメージできないかもしれませんが
怪我をしたときを思い出してください。





怪我の部分が腫れる経験はありませんか?





転んだとか、ぶつけたとか、骨折したとか
赤く腫れあがります。





その腫れている状態。
実は、血液の血漿成分が外に漏れだして起きることです。





これはつまり
血液の成分が、透過して漏れ出ているということなので
血液の透過性は亢進しているということになります。





とうことで(2)は間違い。






(3)アミロイド変性は、脂肪変性の1つである





アミロイドとはなにか。
アミロイドとは、ざっくり言ってたんぱく質です。





なので、脂肪変性ではなく
たんぱく質変性の1つということになりますね。





ということで(3)は間違い。






(4)アポトーシスは、プログラムされた細胞死である





細胞死には

  • アポトーシス
  • ネクロ―シス

の2種類あります。





アポトーシスは、プログラムされた細胞死
古い細胞から新しい細胞に交換したり
ウイルス感染やがん細胞などの除去といった
無くてはならない機能です。

アポトーシスによって死んだ細胞は
マクロファージが食べてくれるので炎症を伴いません
ポジティブな死ですね。





ネクロ―シスは、意図していない細胞死(壊死)のことです。
大やけどとか、血液が通わなくなってしまった部分とか
炎症によって、細胞が死んでしまうことですね。
ネガティブな死です。





ということで(4)は正しい。





ちなみに
名探偵コナンの新一が飲まされた薬は
アポトキシン4869という名前です。
これは、アポトーシスが由来らしいですよ。
プログラムされた細胞死によって、体が縮んでしまったんですね。
コナン君の誕生です。






(5)過形成は、組織を構成する細胞の容積が増大する





組織を構成する細胞の容積が増大することを、肥大といいます。
過形成は、組織を構成する細胞のが多くなることを言います。





ということで(5)は間違い。





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おわりに


怪我や炎症でどうなるかの問題なので
イメージはなんとなくしやすいかなと思います。
アポトーシスは、コナン君をみて覚えよう。





それでは~