【解説】人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 代謝に関するホルモン

2月 10, 2019

こんにちは!





ちわもちと申します!





代謝に関するホルモンに関する問題です。
早速、問題を解いていきます。





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問題


代謝に関するホルモン・サイトカインに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)アディポネクチンは、インスリンの作用を減弱する
(2)インクレチンは、インスリン分泌を促進する
(3)アドレナリンは、脂肪細胞での脂肪合成を促進する
(4)レプチンは、エネルギー消費を抑制する
(5)TNF-a(腫瘍壊死因子a)は、インスリンの作用を増強する





どのホルモンがどんな代謝効果に関わっているかの問題ですね。

ホルモンの種類や役割は頻出なので、覚えておいた方が良いと思います。





解答

(1)・・・×
(2)・・・○
(3)・・・×
(4)・・・×
(5)・・・×





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解説


(1)アディポネクチンは、インスリンの作用を減弱する


アディポネクチンとは、脂肪細胞から分泌されるホルモンです。
インスリンの用を増強させ、グルコースの取り込みを促進させます。


脂肪細胞から分泌されるホルモンはいくつかあるのですが
総称してアディポサイトカインと呼ばれています。
アディポサイトカインの中でも、善玉として
身体にとって良い効果をもたらすホルモンは
レプチンアディポネクチンの2つあります。


レプチンは、食欲抑制効果、脂肪分解効果があり
痩せる方向に作用するホルモン。

アディポネクチンは、インスリン感受性を改善し
インスリンが効きやすくしてくれます。
インスリンは、体内へグルコースを取り込んだり
脂肪の合成を促進するので、結果的に太る方向へ作用します。


レプチンアディポネクチンは、覚えておくと良いと思います。





ということで、(1)は間違い。



(2)インクレチンは、インスリン分泌を促進する


インクレチンとは、食事摂取に伴い、腸管(主に小腸)から分泌され
インスリンの分泌を促進するホルモンの総称です。
今のところ、GIPとGLP-1という2種類のホルモンが知られています。
GLP-1は、一応頭に入れておいても良いかと思います。


食事を摂ると、インクレチンであるGIPとGLP-1が分泌され
膵臓にインスリンを出してくれるようにお願いをするというシステムです。


まあ、インクレチンとインスリンは名前も似ているし
インクレチンによってインスリンが出てくる。
と覚えれば楽ですかね。
余談ですが、インクレチンの名前の由来はインスリンではなく
小腸の英語Small intestine が由来らしいですよ。
以上、ちわもち豆知識コーナーでした。


ということで(2)は正しい。



(3)アドレナリンは、脂肪細胞での脂肪合成を促進する





↑の記事でも書きましたが、アドレナリンはカテコールアミンの一種です。
アドレナリンは、心拍数を増加させたり、血圧を上げたりと
身体を緊張状態(活発)にするホルモンです。
身体が活発になり、代謝も上がるので、痩せる方向へ作用します。
なので、脂肪合成ではなく、脂肪分解を促進します。


ということで(3)は間違い。






(4)レプチンは、エネルギー消費を抑制する





(1)でも書きましたが
レプチンは、食欲を抑制したり、脂肪を分解する作用を持ちます。
痩せる方向に作用するため、エネルギー消費量は増加します。


ということで(4)は間違い。






(5)TNF-a(腫瘍壊死因子a)は、インスリンの作用を増強する





TNF-a(腫瘍壊死因子a)は、(1)で書いた、アディポサイトカインの1種で
レプチンやアディポネクチンとは違い、身体に悪影響を及ぼす
悪玉のホルモンです。


TNF-a(腫瘍壊死因子a)は、インスリン抵抗性を高めてしまう作用があるため
インスリンの効きを悪くしてしまいます。
インスリンの作用を減弱してしまうのです。





ということで(5)は間違い。





ちなみに、TNF-aに関しては、そんなに問題にでないので
覚えなくても良いかと思います。




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おわりに


アディポネクチンレプチン
インクレチンアドレナリンに関しては
名前も似ているし、しっかり区別して覚えておいた方が良いと思います。





それでは~