【解説】基礎栄養学 消化・吸収と栄養

こんにちは!
ちわもちと申します!





消化・吸収と栄養に関する問題です。
早速、問題を解いていきます。





スポンサーリンク







問題

消化・吸収と栄養に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。

(1)消化吸収率とは、摂取した栄養素の中から吸収されたものの割合である
(2)内因性損失量とは、ある栄養素を摂取した時の、その糞便中排泄量である
(3)見かけの消化吸収率は、真の消化吸収率よりも高い値を示す
(4)無たんぱく質食を摂取した場合にも、糞便中の窒素化合物は排泄される
(5)真の消化吸収率は、尿中排泄量を考慮して算出する





解答

(1)・・・
(2)・・・×
(3)・・・×
(4)・・・
(5)・・・×





          スポンサーリンク






解説

(1)消化吸収率とは、摂取した栄養素の中から吸収されたものの割合である





消化吸収率とは、摂取した(食べた)栄養素の中から身体に吸収されたものの割合です。





というこで(1)は正しい。






(2)内因性損失量とは、ある栄養素を摂取した時の、その糞便中排泄量である





内因性損失量とは、栄養素を摂取しない時の糞便中排泄量のことです。





ヒトの体は、 消化液や消化管粘液の剥離細胞や腸内細菌などの食事に由来しない成分によって、何も食べなくても糞便排泄をします。





というこで(2)は間違い。






(3)見かけの消化吸収率は、真の消化吸収率よりも高い値を示す





見かけの消化吸収率は、(2)で説明があった内因性損失量を考慮しなかったときの消化吸収率です。





見かけの消化吸収率=(摂取量ー糞便中排泄量)/摂取量×100

真の消化吸収率={摂取量ー(糞便中排泄量ー内因性損失量)}/摂取量×100





内因性損失量は、食べ物に関係なく出てしまうものですから、食べ物の栄養がどのくらい吸収されたかを知るには、糞便中排泄量から内因性損失量を引かないといけないわけです。





内因性損失量を考慮しない(見かけの消化吸収率になる)と、糞便中排泄量が多くなるので消化吸収率は低くなります。





というこで(3)は間違い。






(4)無たんぱく質食を摂取した場合にも、糞便中の窒素化合物は排泄される





たんぱく質を摂取しなくても、糞便中に1日0.5~0.9gの窒素を排泄します。





というこで(4)は正しい。






(5)真の消化吸収率は、尿中排泄量を考慮して算出する





(3)にもありましたが、消化吸収率で考量するのは糞便中排泄量です。





尿中排泄量を考量するのは、体内保留量を求めるときで、生物価や正味たんぱく質利用率の算出には尿中窒素排泄量を用います。(ほとんど試験に出ないので覚えなくていいです。)





というこで(5)は間違い。





          スポンサーリンク






おわりに

見かけの消化吸収率と真の消化吸収率はごっちゃになることが多いので、内因性損失量とはどんなものかをしっかり理解すると良いです。





それでは~