【解説】人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 出血性疾患

こんにちは!





ちわもちと申します!





出血性疾患に関する問題です。
早速、問題を解いていきます。





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問題


出血性疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)新生児メレナは、ビタミンB₆欠乏症である
(2)突発性血小板減少性紫斑病(ITP)は、ビタミンK欠乏症である
(3)壊血病では、プロトロンビン合成が抑制される
(4)血友病は、内因子の欠乏により生じる
(5)播種性血管内凝固症候群(DIC)では、綿溶系が亢進する





血液の病気の中でも、出血性疾患に関する問題です。
細かい内容なので難し目だと思います。





解答

(1)・・・×
(2)・・・×
(3)・・・×
(4)・・・×
(5)・・・





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解説


(1)新生児メレナは、ビタミンB₆欠乏症である





新生児メレナ
血液凝固因子の生成に必要なビタミンKの欠乏症です。





新生児メレナと言えば、ビタミンK欠乏と覚えましょう。





ということで(1)は間違い。






(2)突発性血小板減少性紫斑病(ITP)は、ビタミンK欠乏症である





突発性血小板減少性紫斑病(ITP)は
血小板に対する自己抗体によって
血小板が破壊されて起こる、自己免疫疾患です。





ビタミンK欠乏で起こりそうですが、関係ありません





ビタミンK欠乏症は、新生児メレナや血液凝固障害です。





ということで(2)は間違い。






(3)壊血病では、プロトロンビン合成が抑制される





壊血病は、コラーゲン合成に必要なビタミンCの欠乏で起こります。





ビタミンC欠乏で、コラーゲンが合成できなくなり
コラーゲンを多く含む血管壁がもろくなり、出血します。





プロトロンビンは、血液凝固に関係があるので
合成が抑制されるのは、ビタミンK欠乏の時です。





ということで(3)は間違い。






(4)血友病は、内因子の欠乏により生じる





血友病は
伴性劣勢遺伝によって血液の凝固異常を呈する先天性疾患です。





凝固因子の第Ⅷ因子障害を、血友病A
凝固因子の第Ⅸ因子障害を、血友病Bと言います。





血友病Aは、遺伝で起こりうるのですが
凝固因子の第Ⅸ因子は、ビタミンK依存の凝固因子なので
血友病Bは、ビタミンK欠乏で起こります。





ちなみに
内因子の欠乏で起こるのは、巨赤芽球性貧血(悪性貧血)です。





ということで(4)は間違い。






(5)播種性血管内凝固症候群(DIC)では、綿溶系が亢進する





播種性血管内凝固症候群(DIC)とは
重症感染症や悪性腫瘍、産科疾患などがある人で
血液凝固系が亢進し、多くの微小血栓が形成され
形成された血栓を除去するために
綿溶系(フィブリンを溶かすこと)が亢進する病態です。





ということで(5)は正しい。





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おわりに


細かい内容ですが
出血性疾患は、ビタミンKが関わっていることが多いので
迷ったらビタミンKを思い浮かべましょう。





それでは~