【解説】人体の構造と機能および疾病の成り立ち 脂肪酸

2月 11, 2019

こんにちは!





ちわもちと申します!





脂肪酸に関する問題です。
早速、問題を解いていきます。





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問題


脂肪酸に関する記述である。正しいのはどれか。

(1)パルミチン酸は、不飽和脂肪酸である
(2)エイコサペンタエン酸はアラキドン酸と比べて炭素数が多い
(3)β酸化される炭素は、脂肪酸のカルボキシ基の炭素の隣に存在する
(4)オレイン酸はヒトの体内で合成できる
(5)トランス脂肪酸は、不飽和脂肪酸である





脂肪酸についての問題ですね。
・飽和や不飽和
・炭素数
・二重結合の数
などなど、覚えることは多いですが
慣れると意外と簡単な分野です。





解答

(1)・・・×
(2)・・・×
(3)・・・×
(4)・・・○
(5)・・・×





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解説


(1)パルミチン酸は、不飽和脂肪酸である





飽和と不飽和ですが簡単に言うと
二重結合がないものが飽和
二重結合があるものが不飽和です。





パルミチン酸は
炭素数…16
二重結…0

なので飽和脂肪酸ということになります。





ということで(1)は間違い。






(2)エイコサペンタエン酸はアラキドン酸と比べて炭素数が多い





炭素数ですが





アラキドン酸
炭素数…20
二重結合…4





エイコサペンタエン酸
炭素数…20
二重結合…5





二重結合の数は、エイコサペンタエン酸の方が多いですが
炭素数は同じです。





ということで(2)は間違い。






(3)β酸化される炭素は、脂肪酸のカルボキシ基の炭素の隣に存在する





β酸化についてです。
これは難しいので、わからなくてもいいです。





まず、脂肪酸はカルボキシ基炭素がくっついた構造をしています。





その炭素の数や構造内の二重結合の数で
脂肪酸の種類が決まっています。

↑こんなやつです。





そのくっついている炭素をカルボキシ基側から数えると
α‬、βγ、、、と数えていきます。





つまりカルボキシ基の隣の炭素はα‬ということになります。





β酸化は文字通りβの炭素をβ酸化します。





なのでカルボキシ基の隣の隣の炭素ということになります。





ということで(3)は間違い。






(4)オレイン酸はヒトの体内で合成できる





アミノ酸と同様でヒトの体内で合成できないものを
必須脂肪酸と言います。





つまり問題文はオレイン酸は必須脂肪酸ではないと解釈できるわけです。





必須脂肪酸はリノール酸‪α‬-リノレン酸なので
オレイン酸は含まれません。





ということで(4)は正しいです。






(5)トランス脂肪酸は、不飽和脂肪酸である





トランス脂肪酸についてです。


脂肪酸には
シス型トランス型があるのを聞いたことはないでしょうか。
高校の化学でやった人もいるのでは

大雑把な絵ですがこんな感じのやつです。





注目すべきは真ん中の二重結合です。
シス型とトランス型が存在するものは二重結合があります。





(1)でもやりましたが、二重結合があるものは不飽和脂肪酸です。





ということで(5)は間違い。





ちなみに
トランス脂肪酸は飽和脂肪酸に水素添加することにより産生されます。





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おわりに


二重結合の数
012345
炭   素 数 16パルミチン酸
18ステアリン酸オレイン酸リノール酸α-リノレン酸
20アラキドン酸エイコサペンタエン酸
22ドコサヘキサエン酸

脂肪酸の分野はこの図を覚えればどのような問題でも
そこそこ対応できるはずです。





それでは~