【解説】人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 神経系

2月 9, 2019

こんにちは!





ちわもちと申します!





神経系に関する問題です。
早速、問題を解いていきます。





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問題


神経系に関する記述である。正しいのはどれか。

(1)偽(仮)性球麻痺では、嚥下障害をきたさない
(2)頸髄が横断性に障害されると、片麻痺がおこる
(3)錐体路の80%以上は、胸髄レベルで交叉する
(4)温痛覚の信号は、背髄後角の神経細胞に受け渡される
(5)背髄前角細胞の障害により、深部知覚が障害される





神経系の問題の中でも難し目な問題です。
わからなくても落ち込むことはないです。





解答

(1)・・・×
(2)・・・×
(3)・・・×
(4)・・・○
(5)・・・×





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解説


(1)偽(仮)性球麻痺では、嚥下障害をきたさない





球麻痺とは
舌咽、迷走、舌下神経といった発声や嚥下に関わる
下位運動ニューロンの障害を言います。


そして、偽(仮)球麻痺とは
下位運動ニューロンとシナプスを形成する上位運動ニューロンが
障害された場合も、下位運動ニューロンの障害による球麻痺と
似た症状が見られることを言います。





つまり
障害の場所は違うけど、球麻痺と同じような症状がみられるものを
偽(仮)球麻痺と言います。





ということで(1)は間違い。






(2)頸髄が横断性に障害されると、片麻痺がおこる





頸髄は脊髄の一部です。
横断性に障害されるということは
左右両方の錐体路(大脳の指令を伝える道)が障害されるということ。





大脳からの指令が届かなければ、身体は動きません。
なので、頸髄が横断性に障害されると四肢麻痺が起きます。
(両手両足の麻痺)





ちなみに片麻痺は、左右どちらかの両手両足の麻痺です。





ということで(2)は間違い。






(3)錐体路の80%以上は、胸髄レベルで交叉する





錐体路( 大脳の指令を伝える道 )は
胸髄ではなく、延髄下部で交叉します。





ということで(3)は間違い。






(4)温痛覚の信号は、背髄後角の神経細胞に受け渡される





温痛覚信号の伝導路は、運動指令(錐体路)とは異なり
外側背髄視床路と言います。





温痛覚の信号は、背髄後角細胞を通って脳に伝えられます。





ということで(4)は正しい。






(5)背髄前角細胞の障害により、深部知覚が障害される





背髄前角細胞は、下位運動ニューロンなので
深部知覚ではなく、運動が障害されます。





背髄前角と背髄後角が分からなくなったときは
前に出たがる運動部
と覚えましょう。





ということで(5)は間違い。





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おわりに


神経系は難しいですね。





麻痺や錐体路(大脳の指令を伝える道)
背髄前角と背髄後角のあたりを整理して覚えると良いかと思います。





それでは~