【解説】人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 体内における空気の成分

2月 9, 2019

こんにちは!





ちわもちと申します!





体内における空気の成分に関する問題です。
早速、問題を解いていきます。





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問題


体内における空気の成分の比較である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)肺胞内の窒素分圧 > 肺胞内の酸素分圧
(2)大動脈血の血漿中に溶解している酸素の量 > 大動脈血のヘモグロビンに結合している酸素の量
(3)大動脈に炭酸(H₂CO₃)の形で存在している二酸化炭素の量 > 大動脈血に重炭酸イオン(HCO₃⁻)の形で存在している二酸化炭素の量
(4)肺静脈血の二酸化炭素分圧 > 肺動脈血の二酸化炭素分圧
(5)門脈血の酸素分圧 > 肝動脈血の酸素分圧





文字が多くてわからなくなりそうですが
落ち着いて考えれば簡単な問題です。





解答

(1)・・・○
(2)・・・×
(3)・・・×
(4)・・・×
(5)・・・×





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解説


(1)肺胞内の窒素分圧 > 肺胞内の酸素分圧





肺の肺胞内の窒素と酸素の量を比べています。





一見、窒素なんかより、身体に必要な酸素が多いような気がしますが
肺胞内というところがポイントです。





肺胞内は、通常は水蒸気で飽和しており
肺胞内と毛細血管との間でガス交換が行われています。





呼吸した時、吸い込んだ空気が肺胞内に送られ
ガス交換が行われるわけです。





つまり
肺胞内は、ほとんど大気中と同じ成分ということになります。





大気中の成分は
窒素が約8割酸素が約2割、二酸化炭素は約0.04%です。





肺胞内も当然、窒素が約8割を占めています。





ということで(1)は正しい。






(2)大動脈血の血漿中に溶解している酸素の量 >大動脈血のヘモグロビンに結合している酸素の量





血液中の酸素は、ほとんどがヘモグロビンと結合しています。
血液中に溶解しているのはごくわずかです。





ということで(2)は間違い。






(3)大動脈に炭酸(H₂CO₃)の形で存在している二酸化炭素の量 > 大動脈血に重炭酸イオン(HCO₃⁻)の形で存在している二酸化炭素の量





動脈血中のCO₂の約90%は、重炭酸(HCO₃)の形で存在しています。





ということで(3)は間違い。






(4)肺静脈血の二酸化炭素分圧 > 肺動脈血の二酸化炭素分圧





肺静脈は、肺から出ていく血管
肺動脈は、肺に入る血管です。





全身に酸素を届けるため
肺から出発する血液(肺静脈)には酸素がたっぷり入っています。
そして、酸素を届け終えた血液は肺動脈を通って
再び肺で酸素を受け取ります。





つまり
肺静脈には二酸化炭素が少なく
肺動脈には二酸化炭素が多いです。





ということで(4)は間違い。






(5)門脈血の酸素分圧 > 肝動脈血の酸素分圧





門脈血は、腸管などから肝臓へ栄養分を運ぶ静脈血です。





なので、肝動脈の方が酸素分圧は高いです。





ということで(5)は間違い





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おわりに


冷静に考えればわかりますが
酸素より窒素が多いのは盲点だったと思います。





それでは~